「鬼そば」とは?

「鬼そば」の看板を掲げる店は数あれど、
私たち雲原の鬼そば屋がその始まりだと言われております。

古くは、参勤交代の際、宮津藩のお殿様が雲原宿へお立ち寄りになった際、
どじょうの天ぷらとともに献上されたのが、この鬼そばだったそうです。
そして今から一六〇年以上前・・・安政のころ、二代目が「鬼そば」を看板に掲げました。

名前の由来

鬼退治の伝説があるここ福知山市ではございますが、
その伝説の時代は平安時代。
まだ、今のようなそばという食べ物は形を成してませんでした。
ではなぜ「鬼そば」と呼ぶのか。
それは、そのかたさ、太さに由来がございます。
かたいもののことを「こわい(強い)」と申します。
生そば、と書いて「きそば」と読みまして、それを看板にし、
雲原の「こわいきそば」として名をはせました。
旅人は、「こわいきそば」という言葉を聞きまして、
「こわいと言えば、大江山の鬼のこと。だから鬼そば(きそば)というのか」
と勘違いなさいましたが、
そのままその話が広まって、「おにそば」と呼ばれるようになったのです。

鬼そばの定義

このような由来ですので、鬼そばとは、
「太くてかたいそば」のことを指します。
また、手打ちであり、その不揃いさも「鬼そば」の特徴として根付いております。
今もその、太くてかたく、不揃いの手打ちそば、続けております。